歌詞/ダウンロード:Lily - 潮騒(再録)

歌詞/ダウンロード:Lily×GUMI - 虹と欄干 Part4 FINAL

Fantôme論

聴いた、見た、買った
アレだわ、泣いたわ、うん、全おれが泣いた

アルバムのタイトルがFantômeだって発表されたときからYABEEEEEEEEEEE って思ってたけど、予想通り、予想をK点越えしてました

椎名林檎さんとのコラボとか、そんなちゃちなもんじゃあ断じてねえ、もっとおそろしいものの片鱗を味わったからちょっと説明させて

今まで宇多田ヒカルさんが国内向けにリリースしてきたアルバムのタイトルって、基本的にそのアルバムの代表曲から取ってるんだよね

First Love, Distance, Deep River, Ultra Blue(Blue), Heart Station

とまあ、こんな感じ。

ところが、今回、Fantômeでしょ
アルバム全11トラック探しても、そんな曲名はないわけ

じゃあリスナーとしては、どういう意図でそんなタイトルつけたのかって、すごく気になるじゃん。
ジャケット写真もこれ見よがしにワザとピントぼかしたりして。

そんなことを考えながら通して聴いてみて気づくのは、ところどころに出てくる、相反する自分を表すキーワード

私、私の中にいるあなた
私だけど私じゃない
素顔と化粧
涙と笑顔
朝昼晩と頑張る自分
二時間だけエスケープする自分
親としての自分、子としての自分

そんな11曲が、Fantômeっていうタイトル連れてリスナーに投げ出されるわけ

んで、極めつけに

どんな言葉並べても真実にはならないから
今日は贈ろう 涙色の花束を君に

とくるでしょ

もう、どうしてくれよう

もはやヒッキー本人がどういう意図でアルバムのタイトルつけたのかとか、そんなことはもうどうでもいいんじゃないかしら。

喩えるなら、マルセル・デュシャンの「泉」を見たときの、あの感じに近い。あんな下品なアレじゃないけど。

何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何を聴かされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…

ともかくナンだ、その、

Fantômeはいいぞ。

歌詞/ダウンロード:Lily - 君の無限

Lily - 君の無限 -visage-


曲の題材について少し触れておきます。

『君の無限』っていうタイトルと「君の無限が問いただす僕のtotalité」などの詞の断片は、今から10年ほど前、渡辺が学生だったころに書きためて、いつか曲にしてやろうとずっと温めていたものです。

虹と欄干(pt1)以降、全体と無限をテーマに曲を作ってきましたが、その原点がこの曲の詞です。

当時、卒論を書くために100回くらい読み返したエマニュエル・レヴィナスの『全体性と無限』と『存在の彼方へ』という本の内容が元ネタになっています。詞のなかでところどころ出てくるフランス語も、原典を意識しています。

それはもうバリバリの哲学書なのですが、当時の (というか今も)渡辺の脳は、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を読みながら「ああーアリョーシャ超萌えるわ」とか「イワンのCVは緑川光さんだよなあ」とか考える文オタ腐女子脳だったので、哲学書といえどもアレです、ロマンチックに脳内変換されて完全に別物になってインプットされた模様です。

『君の無限』って、割と誰でも思いつきそうな安易なタイトルだと思うんですが、ぐーぐる先生に問い合わせても、いままでほとんど誰も使わなかったみたい不思議。

それにしても、10年も経つと自分のなかで「君」という言葉から連想するイメージが変わっていて、それによって詞全体の意味もまるで変わってしまったというのが、感慨深いというか、なんというか、ああ歳取ったなあ、やだなあ。

まあ、聴く人によっていろんな解釈ができるんじゃないかと思います。

ともあれ、長い年月を経て出来上がった曲が、こうして最高のイラストと一緒に公開できたのは本当に感無量ですね。

渡辺にとってとても大切な曲なので、聴いていただけたら嬉しいです。
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プロフィール

渡辺いと

Author:渡辺いと
(本名:渡辺峻)
1983年東京生まれ
【好きな音楽】
・クラシックピアノ
・アングラヒップホップ
・演歌
【好きな球団】
・阪神タイガース
【好きな汎用人型決戦兵器】
・エヴァンゲリオン弐号機

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